I T A L I A N  G R E Y H O U N D
J K C  S T A N D E R D S  O F  B R E E D S


           サイズ、毛色が改正になりました。
              施行日は2008年9月1日からとなります。
              全犬種標準書第10版、引用、抜粋。



 H I S T O R Y          

イタリア原産である小型のイタリアン・グレイ
ハウンドは、古代エジプトでファラオの宮廷に
既に存在していた小型のグレイハウンドの末裔である。
たくさんの花瓶や器の絵からこの犬種が、
ラコニア(ギリシャ)を通り、紀元前5世紀初期
にイタリアに渡ってきたことが解る。                  
この犬種が最も発達したのはルネッサンス
時代の貴族の宮廷である。
イタリアングレイハウンドの絵が偉大な
イタリアの巨匠や外国の巨匠の描いた絵の
中に出てくるのは珍しくないことである。


■ F E A T U R E

体躯は細身で、ボディはスクエアで、
容姿はグレイハウンドやスルーギの
小型版を思わせる。優美で、
卓越した犬種の典型のように見える。
性格は控えめで、愛情豊かで、従順である。




        ■ B O D Y  S T A N D E R D


                      体高   牡、牝共に32〜38cmである。
                      体重   牡、牝共に最高5kgである。
                      被毛   ボディ全体の被毛は見事な短毛で、
                            フリンジは全くない。
                            ブラック、或いは、グレー、スレート・グレー、
                            イエロー(イタリア語ではイザベラ)
                            のいかなる色調でもよく、単色を理想とする。
                            ホワイトは胸と足先のみ許容される。
                      頭部   細長い形をしており、幅は狭く、
                            その長さは体高の40%に達する。
                      鼻     ダークで、ブラックが好ましく、
                            鼻孔はよく開いている。
                      顎/歯   顎は長く、切歯は冠の形にきれいに並んでお
                            り、犬の大きさと比べると力強い。歯は健全で
                            完璧で、顎に対して垂直に生え、シザーズバイ
                             トである。
                      耳     付け根はたいへん高く、小さく、軟骨は薄く、折
                            り畳まれ、項と頸の上部に沿って寝ている。
                            犬が注意を払っている時には、耳の付け根は
                            立ち、耳朶は側方に水平に掲げられ、(フライ
                            ング・イヤー)や (プロペラ形の耳)と言われる
                            形に掲げられる。
                      体型   体長は体高と等しいか、それより僅かに短い。
                            側望すると真っ直ぐで、背から腰にかけてアー
                            チしている。腰のカーブは尻のラインに滑らか
                            に連なる。
                            尾付きは低く、根元は細く、先端に行くに従って
                            さらに細くなる。尾は低く掲げられ、付け根から
                            半分は真っ直ぐで、後の半分はカーブしている。